動物の家族、ペットさんがいると、
私たち人間のサイクルよりももっともっと短いタイミングで
別れを意識したり、
実際になんらかのお別れを経験したりするという出来事がやってきます。

昨日まで当たり前のようにあったものが
このまま永遠には続かないんだと、
ずっとこのままではないんだと感じる瞬間。

私は、正直にいって
こういうときに「こわい」と感じます。

今思うと、
愛馬をなくしたとき、
私はただただ怖さに支配されていました。

確かにちょっと調子は悪かったけれど、
お医者様に前日も診てもらっていたし、
その日も私の顔を見て喜んでくれているのはわかったし、
だから、当たり前の「今」だとしか思っていなかった。

このまま、また今の連続が明日につながるとしか思っていなかった。

まさか彼女とともには明日を迎えられないなんて
想像もしていなかった私の目の前で
膝から崩れた漆黒の馬体を前にして
私はただただ、

こんなことは現実ではない

こんなことが起こるはずがない、夢なんだ

としか思えなかったのです。

こわくて。
現実だと受け入れることが、怖すぎて。

在りし日のマーサ、美人♪

これを書きながら、
思い出しているいまも
涙がにじみ、
あの怖さの感覚に全身を包まれるほど
それはそれは怖かったのです。

でも。

私の怖さより、
愛馬のつらさは相当だったろうな、と。
あのときに、
私に名前を叫ぶように呼び続けられ、
泣きながら頰を叩く姿を見ながら旅立たせてしまって
それを思い返すたびに
私には後悔しか浮かばないようになったのです。

耳には叫び声が聞こえ
目には泣いている私がうつり
ひたすら叩かれ続ける顔の痛みと
五感の全部で楽しさも嬉しさも何もないまま
旅立てせてしまったという後悔。

もう取り返せない、あの時間。
その後悔が大きくて
立ち直れない日々を過ごす数年を経て、
私があのときどうあるべきだったのかと考えに考えてたどり着いた結論。

本当に信頼してくれていました

世の中で言われていることでもあるのですが、
私は実体験として
動物家族との関係の中で
この手の「こわさ」に襲われたとき、
できることはただただこれだけだという結論に達しました。

飼い主が
どこまでも安定して落ち着いて
穏やかで居ること。

イメージでいうと、
どっしりした大樹のように….

おおらかに構えて
どんなことが起こっても大丈夫だよ、という心持ちで居ること。

それが結果的に、動物家族、ペットさんに
もっともいい環境だということを
身を以て感じたのです。

できるだけいい状態で、存在する。

自分のために、
ペットさんのために。

ありがとうを、いつも伝えるために、
そして最期にも、伝えるために。

このためにできるイメージングをご紹介します。

①深呼吸

まず、今からだの中にある息を全部吐き出します。
全部全部、みじんも残らないほど吐き出しましょう。

吐かないと、入らないですからね^^

吐き出し終わったら、
自然に体に入って来る空気を迎えます。

吐くことを重点的に、意識して行うことで
自然に深呼吸になります。

※血圧および呼吸器に疾患や不安のある方は無理に行わないようにしてください。

②クリアリング

体と心に今ある不要なものを手放しましょう。

床につけている足の裏か、
座ったときの尾てい骨の先あたりから、
地球の真ん中に根っこを伸ばして
そこを通して流し込んでいくイメージ。

自分の体から
こわさによるこわばりや
重く沈んだ気持ち、
ネガティブな考えを
地球の真ん中の真っ赤に燃えるマントルで
跡形もなく燃やしてもらうイメージをします。

できるだけ、はっきりとイメージしてみましょう。

そうして、自分自身をクリアな状態に整えます。

③光とコネクトする

まずおへその下あたり、丹田と言われるあたりから
ニョキニョキと綺麗なロープが伸びて
天まで届くイメージをします。

例えるなら
ジャックと豆の木で地面から雲を突き破って
天高くまで茎が伸びてつながるような感じです。

次に
空の上の天の一番明るい部分とつながるイメージをします。

そこから
光の
キラキラしたクリアで純粋な、
そして非常に微細な細かい粒子のエネルギーが
体に入って来るイメージをします。

からだの内側が全て光に満たされ
自分が内側から輝いているイメージ、
そしてそれがキープされている様子をできるだけ具体的に思い描きます。

①〜③の順序で行うとより効果的です。

いかがですか。

怖さがあるとき、
自分が怖さの中に放り込まれたとき。

そこにフォーカスしてしまうと
いま目の前にある大切な小さな命に
真正面から向き合って、
ただただ心を尽くすことができなくなってしまいます。

大切な、
2度と取り戻せない時間を、
失ってしまわないために。

私も折に触れ思い出しては
今いるべき「イマココ」に戻るために
いまも実践しています。

それでもなお、悲しくなるときにはこちらをどうぞ